車庫証明取得の前に~月極駐車場の探し方

月極駐車場はネットで見つけにくい?

「募集中の駐車場ってこんなに少ないの!?」

駐車場を探そうと思ってとりあえず検索された方の多くはこう思われたはずです。

「地域名+月極駐車場」の検索ワードで調べてみると、一応、駐車場情報サイトや駐車場管理会社のサイトがヒットします。しかし賃貸住宅に比べると掲載件数が圧倒的に少ない上に、同じ物件が重複して掲載されていることもしばしば。

「地域に駐車場はもっとあるはずなのに…」とお悩みの方への駐車場探しのアドバイスです。

ネットだけで駐車場探しはおすすめできません

運よく見つかることもありますが、好条件の駐車場がまだ見つかるかもしれません!

まずは自宅付近の駐車場を探し回れ!

ネットで検索すればたいていのことは解決するこの時代にとてもアナログで古典的な方法です。

しかし、駐車場探しは自分の足で見つける方法が最も効果的かつ確実なのです。

車庫証明が必要という方だと「使用の本拠(自宅住所など)から2km以内」という縛りがありますのでこの範囲内の駐車場を探すことになります。

ただ、2kmを歩くとなると20-30分はかかりますので実際はこれよりも狭い範囲で済みます。

駐車場で不動産屋の看板を見つけたら

近所の駐車場を見て回っていると、駐車場の入口や壁に不動産屋の看板があるはずです。

親切な不動産屋さんであれば「空あり」とか「満車」という表示もあるので「空あり」なら迷わず電話やメールで問い合わせしましょう。今現在空きがない時でも自社で管理している近隣の駐車場を紹介してもらえるかもしれませんし、何らかの収穫が期待できます。

不動産屋の看板を見たらまずは問い合わせです。

不動産屋に問い合わせをする際、たとえ空きがなくても月極使用料や保証金の額をたずねて相場調査をしておきましょう。

個人管理の駐車場はネットに掲載されない?

さきほど「自分の足で見つける方法が最も効果的かつ確実」と書いた最大の理由がこれです。

時間貸し駐車場はタイムズや三井のリパークのような駐車場運営会社が管理している駐車場が多いですが、月極駐車場は所有者やその関係者が個人で管理している駐車場の方が圧倒的に多いのです。

自宅敷地の一部を駐車場として開放していたり、空地を駐車場にしていたりと駐車場の形態は様々です。

個人で管理している駐車場の大部分がネットの駐車場情報に出てくることはありません。通常、駐車場を探している人といえば近所の住民なのでわざわざ掲載料を支払ってまでネットメディアに掲載する必要がないからです。

張り紙がないかを確認してみる。

個人管理の駐車場の多くは不動産屋が管理している駐車場のような看板がありません。空きが出た時だけ募集の案内を張り出します。

駐車場の壁や道路に面したところに張り紙がある場合、たいてい「空きあり」と書いてありますので不動産屋の看板のない駐車場を見つけたら、張り紙の有無を確認してみましょう。

神社やお寺、公民館は穴場!

比較的敷地の広い神社やお寺はたいてい駐車場経営をしています。神社やお寺の駐車場もネットで出てくることが少ない物件です。

参拝者用の駐車場の他に「月極」と書いた駐車場を目にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。中には氏子さんや檀家さん向けの月極駐車場だけというところもありますが、一般向けに駐車場を貸しているところがほとんどなのでもし近所に神社やお寺があれば駐車場を確認してみましょう。問い合わせは社務所や寺務所で対応してもらえます。

公民館や集会所のような地域の公共施設でも月極駐車場をやっていることがあります。街角にある地域の掲示板で募集の告知がしてあることがありますので、駐車場探しのついでに掲示板を確認してみることをおすすめします。地域の住民以外申し込めないこともありますが、民間の駐車場よりも割安なことが多いので運よく発見できればおすすめです。

分譲マンションの駐車場も見逃さないで!

本来分譲マンションの駐車場は住民に貸し出すために設けられたものですが、住民の高齢化などの事情で車を持たない世帯が増えてきたことにより空き駐車場を抱えているマンションもあります。

そのようなマンションでは住民以外にも駐車場を開放して活用しているところもあります。空き区画が多いマンションの駐車場を見つけたら募集の有無を確認してみましょう。駐車場の出入り口などに案内が張り出されていることがあります。

また住民にだけ募集を告知しているところもありますので、駐車場の空きが多い分譲マンションにお知り合いが住んでいる方は一応尋ねてみるのもいいかもしれません。

車購入と同時に駐車場を契約するときの注意点

車を購入し、登録する時に必要となるのが「車庫証明」です。軽自動車の場合、車庫証明ではなく「届出」を行いますが、地域によっては届出も不要なところがあります。神戸市・芦屋市の場合、車庫の届出は必要です。

警察署に車庫証明の申請を受けるために必要な書類の中に、「承諾書」というものがあります。

この承諾書を発行してもらう条件として、最低でも数ヶ月間(3ヶ月や6ヶ月程度が多い)の最低契約期間をつけられることがあります。

最低契約期間分借りなかった時は、契約条件次第で違約金が発生したり契約期間分の使用料を請求されることになりますので、承諾書を取得する予定の方は事前に確認しておきましょう。